楽譜はよく見て練習してね
頑張って練習してくるHちゃん。年齢があがるにつれて、音楽の表現がゆたかになってきました。
でも!よくリズムが変形したり、あるはずの音がなくなっていたり、同じリズムが4回のはずが6回弾いたり。
みなさんもこういうことありませんか?
曲にのって気持ちよく弾くのは素晴らしいことです。
でもその前に、いろいろなことを確認しましょう。
こんなことに気を付けて練習してみてください。
1、教室にはってあるの練習メニューの1番に、
「音はとれましたか?指つかい、弓つかいはきまりましたか?」
というのがあります。
バイオリンは音程をとるのがむずかしいので、まずは音の確認。
シャープやフラット、ナチュラルの記号はとくに注意。
生徒さんには、指をおさえる場所が分かる絵をあげているので、分からなくなったら確認してもらいます。
2、練習メニュー2番は、
「リズムはとれましたか?」
音が取れたら、音の長さを整えていきましょう。
音楽には3要素といって、音の高さ(メロディ)、長さ(リズム)、音と音の重なり(ハーモニー)があります。
音の高さと長さ、これはどちらもなくてはならない大事なもの。
ここで間違えたことを覚えてしまうと、なかなか直せません。
最初は、気持ちよく弾くのはちょっとがまんして、楽譜をよくみて、よく考えて譜読みをしましょう。
女の子はリズムがちょっと苦手、という子が多いです。
長さが分かりづらいときは、拍の頭の音符の上に棒をかいてもらいます。
そして、手拍子しながらうたって、リズムの確認。
それができたら、歌いながらひいてみると、なれてくるようです。
足で拍子をとって弾くのもいいかもしれません。
メトロノームであわせて弾くのもよし。
自分にあう方法で、できる限り、はじめにいい譜読みができるようにしましょう。
ここまでできたら、さて、どんな音楽?どんな気持ちで弾こう?と音楽を楽しんで弾いていけます。
なにごとも基本はおさえたほうが、上手になりますね。
ただ沢山弾くのではなく、頭をつかって、いい練習を!