習ったことをわすれないように~青葉台のバイオリン教室 Cocoron

大事なことは自分でメモ

 

バイオリンのレッスンでは、どうやったらいいんだろ?つぎに何をしますか?ヒント言ってるからかんがえてね!というような声かけをよくします。

 

そうすると、ぼーっと聞いているわけにはいかず、えっとーと考える子、え~、分かんない、とすぐ言う子、じーっと考え込む子、様々な反応。

 

時間かかっても自分なりの答えが出なそうな時は、さらにヒントを出し、導いていきます。

 

そして、答えが出て、すぐ弾き始めようとすることが多いのですが、「すぐメモ!明日見てもわかるようにね!」と声をかけます。

 

よく、どこにかくの~??と聞かれますが、「え?どこがいいかな。空いてるところたくさんない?」と、敢えて教えません。

 

書くところもわからなかったら書けないじゃん、というと、ん~・・・と一生懸命探しはじめます。

 

時々、ずいぶん離れたところに書き始めるので、それはストップ。

 

それ、弾きながらみえる?と聞くと、見えない・・と言って書き直し。

 

そんなこんなで少々時間がかかるのですが、楽器を弾くのは、頭の中が整理できないとだめなのです。

 

どこでどんなことをする、うまくいかないのは何のせい、だったらどういう練習をしたらいいか、と自分に問いかけながら、家では自分で練習を進めなければ、上達しません。

 

付き合うには多少の忍耐もいりますが、これをやった3年と、やらなかった3年、大きく違うと思うのです。

 

これから大人になる子供さんたちに必要になってくるのが、自分で考え、実現する力、応用力、創造力。

 

音楽のレッスンはすべてを含んでいます。

 

小学校卒業までに、こういう力の基礎を育んでおくと、そのあと、自ら切り開いて、夢を実現できる人生を歩めるようになる、そう感じています。